港区議会議員
榎本 茂

えのもと しげる

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政策・理念

環境

水辺環境改善への
取り組み

山手線の内側の地域にあるトイレや台所の汚水が、毎月、東京ドーム一杯分以上も浄化されないまま、港区の海に流されていることを知ったことが、政治家を志したきっかけでした。

この海を汚している仕組みを変えたい。泳ぎたくなるような美しい海を取り戻したい。
その思いから、平成18年にNPO海塾を設立し、国の研究機関と共同で下水と海水がどのように混じり合うのかという調査を行い論文発表するとともに、東京大学の研究所の指導の下で、放流される汚水が海に拡散される大腸菌群数の変化を記録し続けています。
このような地道な活動が後押しとなり、芝浦の下水道処理施設では、平成23年から排水の水質改善を目的とした巨大な施設の建設が始まりました。



(自身が撮影し、フェイスブックで100万回再生された運河への汚水放流映像)

防災

防災への取り組み

榎本式メソッドとも呼ばれる独自の防災への取り組みはNHKニュースウォッチ9、サタデーステーション、ビートたけしのTVタックル、NHK首都圏ニュース、MX TV、新聞全国紙など多くのメディアで全国に報道されている。

日本初!船舶による非常用発電機燃料の供給訓練報道(ワールドシティータワーズ)

水上タンカーからマンションへの燃料補給報道(芝浦アイランド)

芝浦港南地域でドクターボートを運用する計画の報道(芝浦アイランド)

日本初の停電対策の取り組み


マンション
非常用発電機燃料を海から調達する仕組みを作りました。

震災時、高層マンションの住民は、どこに避難するか知っていますか?
在宅避難と言って、7日間もの間、部屋から出ないことが決められています。
なぜ7日間なのか?
それは、停電の想定日数が7日間だからです。
東京の電気は、東京湾などにある14の火力発電所で作っていますが、その大半は老朽化した施設であり、震災時には火力発電所も同時被災するため、電力が復旧するのに7日間必要だとされているのです。
 停電すると、当たり前ですがマンションのエレベーターは止まります。
火事が発生しても火災報知器も鳴らず、消火用のポンプもスプリンクラーも作動しないので消火もできません。館内放送も止まるので避難誘導もできません。
火事が発生しても分からない、消せない、避難できない。
安心して寝てもいられない建物に7日間も外に出るなと言われても、素直にハイと僕は言えません。
この条例が作られる前から僕は、停電したマンションに住み続けるのは危険だと言い続けています。

病院
病院はもっと悲惨です。
停電すると、手術室は使えず、全ての医療器具はストップ!今やカルテは電子化されているので投薬もままなりません。
公表はされていませんが、電力が途絶えた病院での死亡患者総定数は、発災後3日間でベッド数の半数近くに上ると言われています。これは都内の災害拠点病院だけで1万人が死亡するという想定です。

自家発電
消防法では、停電に備えて病院やマンションには自家発電装置の設置が義務付けられています。
しかし、消防法の制約で、非常用発電機の燃料は病院で3日間(72時間)、マンションでは3〜6時間しか保管されていません。
僕は考えました。
非常用発電機はある。しかし、燃料がない。
311の時もガソリンスタンドの燃料は数時間でソールドアウト。
どこから燃料を調達するか?
僕は閃きました。港区は港のある区です。
東京港の海上には莫大な量の発電機燃料があったのです。
それは船舶燃料。
船の燃料は発電機と同じA重油と軽油です。
年間2万隻も巨大なコンテナ船が来航する東京港には、船に給油するための莫大な量の燃料が海上に保管されています。
しかし、行政は法律と組織のセクショナリズムから燃料を調達することができないので、僕は平成27年に自身が代表となる法人「一般社団法人湾岸防災ネットワーク」を設立し、高層マンション50棟が一週間はつでんできる500klの燃料を確保しました。
僕が考えた船の燃料をマンションや病院に分配する仕組みは、運用するための障壁となっている消防法の改正や、備蓄燃料に対する税制改革、備蓄燃料の劣化対策などとあわせて「日本維新の会」の政治公約として動き出しました。

震災時には肉を焼いて元気ぞ出そう!

震災時の非常食と言ったら乾パンやアルファ米。
ロウソクの灯りの下で、乾パン食べる姿を想像しただけで悲しくなります。
僕は考えました。
震災時こそ、ステーキを焼いて、ワインを飲んで、明日への希望を語り合いたい。
それでは肉はどこにある?
港区の海辺の芝浦や港南には数多くの冷凍倉庫が立ち並んでいます。
また、品川駅前には食肉市場があり、毎日1000頭の牛から400トンも精肉されています。

僕は全ての倉庫と食肉市場にアンケート用紙を持って回りました。
1) 倉庫には何を保管していますか?
2) どのくらいの量を保管していますか?
3) 停電に備えた設備はありますか?

答えは驚く物でした。
港区内だけで、なんと牛肉が1000トン以上もあったのです。
そして、非常用発電機がついている倉庫は「ゼロ」でした。
つまり、停電すると夏季は2時間ほどで商品価値を失ってしまい廃棄処分となる。
1000トンもの牛肉は震災時において莫大な量のゴミになってしまうことがわかったのです。
他にも豚肉、鶏肉、野菜など食料が同じ廃棄の運命にありました。
そこで僕は考えました。
区民に2万円もする防災ラジオを配るのではなく、携帯用のバーベキューセットを配り、毎年行う防災訓練では、みんなが自分で肉を焼く訓練が必要だ!
 震災時に倉庫の肉がゴミになれば、預けた荷主も、預かった倉庫業者も、保険会社も損をする。だから荷主が倉庫に肉を預ける時に、震災時に区民には、行政が最低限の原価を保証して区民に無償提供できる協定を結ぶとともに、食品の産業廃棄物の処理費用を発災後1ヶ月ほどは高額にするなど懲罰的な課税政策を取る。
皆が震災時にステーキを焼いて食べられる政策を進めます。

エレベーターの閉じ込め事故が多発する!

8台に1台で閉じ込めが発生!
救出までに数日かかることも!

NHKで報道!
僕の住むマンションで実施された住民によるエレベーター閉じ込め救出訓練
https://youtu.be/uz37_GeV7FM

東京都が令和4年5月に発表した首都直下型地震の被害想定では、エレベーター被害について「強い揺れや停電等に伴い、最大2万2千台のエレベーターが非常停止し、数多くの閉じ込めが発生する」と書かれています。
エレベーターの多くは、初期振動であるP波を感知すると、近くの階に移動して止まることになっていますが、首都直下型の場合、P波と本震のS波の間隔が短いため、もよりの階に移動する前に本震がきてしまい、エレベーターが緊急停止してしまう可能性が高いということなのです。

東京には16万5千台のエレベーターがありますから、運悪く震災時にエレベーターに乗っていたら8台に1台は閉じ込められてしまう可能性があります。
この数は、エレベーター会社の対応能力を遥かに超えています。
エレベーター会社は救出まで「半日以上かかることもある」と言っていますが、数日かかることも覚悟しなくてはいけません。

そこで、国は、エレベーターの中に、携帯トイレやビスケットやペットボトルの水が入ったコーナーボックスの設置を推奨してきました。
真っ暗闇のエレベーターの中に、一人ではなく数人が数日閉じ込められたらどうなるでしょうか?

水、食料の奪い合い、携帯トイレでは用は足りず、想像したくない阿鼻叫喚の世界です。
みなさん、耐えられますか?
僕は耐えられません。
それでは誰が助けてくれるのか?

エレベーターの扉を開ける作業は危険で、機種ごとの専門知識が必要だから、エレベーターの管理会社だけが作業を行えるというのが常識でした。
この問題には10年前から取り組んでいて、エレベーター会社の答えはいつも同じでした。

でも、それは嘘なのです。
エレベーターは、鍵さえあれば、外から、誰でも、簡単に開けることができるのです。

それではなぜ、管理人や住民が救出作業をできないのか?
その理由は、事故が発生した時の責任問題となるからです。
誰も、責任を負いたくないから、救出は専門家に任せるということになっている。

僕は考えました。
扉を開けると、エレベーターシャフトの中への落下する危険があるという理屈なら、扉は10cmしか開かないというルールを新たに設け、住民が手動で開ける訓練をすることはできないだろうか?
真っ暗闇の密室に何日も閉じ込められる恐怖も、10cmだけ扉を開き「大丈夫か!」と声がけできれば、その恐怖は大幅に軽減できると僕は議会で訴えました。

僕の粘り勝ち!
令和5年3月11日、日本初となる行政が主催する「住民によるエレベーター閉じ込め対応訓練」が僕の住むマンションで実施され、NHKで報道されました。

この10cmは、わずか10cmですが、僕が10年かけて開いた希望の扉です。
今後は、一般社団法人日本エレベーター防災協会という組織を立ち上げ、希望する全てのマンションで、エレベーターの閉じ込め救出対応を1時間以内に実施できる訓練を行っていきます。
皆様のご理解とご賛同を頂けますよう願っています。

防災船「侍」の竣工!
僕の夢だった、防災船を作りました!

防災船 SAMURAI「侍」
芝浦アイランドにある、東京ハーバーボートライセンススクールの桟橋に係留している、世界最新の電機推進システムを搭載した防災船SAMURAI「侍」は、僕のアイデアを具現化した究極の防災アイテムです。
「侍」とは、「護る」という意味の「さぶらう」が語源のことば。 搭載する2つの発電機で、2つの電気モーターを回転させて推進します。
平時には、環境学習や運河クルーズなど観光船として働き、震災時には、⼀般家庭4軒分に相当する電⼒を連続288時間(11⽇間)発電し続ける能⼒を⽣かし、医療機器を作動させながら14名の傷病⼈を搬送したり、⽔洗トイレを提供したり、携帯の充電から⼈員や物 資の輸送まで行える、地域の守護神となるべく設計されています。

1) ⼈員輸送能⼒ 100名
2) 傷病⼈搬送能⼒ 14名(担架)
3) 電⼒供給 10kw(⼀般家庭2軒分)の負荷で266時間(11⽇)稼働
4) 飲料⽔タンク 350ℓ
5) 軽油タンク 800ℓ
6) 汚⽔タンク 400ℓ
7) ウォシュレット・トイレ 1機
8) シンク 1機
9) 100V コンセント 12⼝

教育

教育への取り組み

泳ぎたくなるような海を目指す一方で、多くの区民に水辺に親しんでもらうために、多くの水辺の事業を行ってきました。

<地域対抗ゴムボートレース>

港区の水辺地域である芝浦、港南、台場地区の人が年に一回集まって水上で運動会を行うという僕の発案で平成18年に始まったのが、港区地域対抗ゴムボートレース。運営は、僕が設立したNPOが行なっており、芝浦運河祭りや、港南桜まつりでも行うようになり、今では江東区でも行われています。

<カルガモの巣作りプロジェクト>
芝浦アイランドの開発によって草の生えた空き地がなくなり、カルガモが巣を作れなくなったことから、港区に草を植えた筏を浮かべ「カルガモの人工巣」を作ることを提案して始まったのが「港区カルガモの巣作りプロジェクト」
この巣からは、毎年8組、合計50羽ほどのヒナが生まれ、東京では最も水鳥が多く見られる水辺となっています。

<港区海洋少年団>
平成25年に、公益社団法人日本海洋少年団連盟に加盟する港区海洋少年団を立ち上げ、団員数日本一の団に育てました。
3歳から18歳までの子供たちが、毎月さまざまな船に乗って、海に親しむ活動しています。
港区海洋少年団は他の団と違い、親子参加が基本。
子供の頃から、ご両親と運河で船に乗った記憶を持たせてあげたい。
親子の絆を深めることが、団の大きな目的です。

<港区解消少年団のニュース>